食事処りんすけ ｜ 南予地方の郷土料理・絶品たいめしに舌鼓♪

愛媛県喜多郡内子町にある『食事処りんすけ』に行ってきました。

『食事処りんすけ』は、内子町の中心部にある郷土料理の名店です。創業130年の老舗料亭「魚林（うおりん）」に併設された食事処で、地元の方々はもちろん、観光客にも大人気のお店なんです。

特に名物の「たいめし」は、愛媛宇和海産の新鮮な鯛と内子産EMハーブ卵を使用した逸品。南予地方の伝統的な調理法を守りつつ、現代的なアレンジも加えた料理は、まさに絶品の一言です。

りんすけ ｜ 外観

内子町は、江戸時代から続く古い町並みが残る歴史ある町。観光スポットとしても人気があり、『りんすけ』はその町並みに溶け込むように佇んでいます。内子の観光名所である「内子座」から徒歩2分、内子町ビジターセンターの隣に位置しているので、観光の合間にふらっと立ち寄れる絶好のロケーション。内子駅からは徒歩で約10分ほどの距離です。

外観は、内子町の風情ある町並みにぴったりとマッチしています。白壁に木の格子窓、瓦屋根という伝統的な日本家屋の趣です。

りんすけ ｜ 店内

入り口をくぐると、懐かしさと温かみのある空間が広がります。木の温もりを感じる和の雰囲気たっぷりの内装に、思わずほっとする気持ちに。カウンター席やテーブル席のほか、小上がりの座敷もあるので、一人でもご家族でも気軽に入れる雰囲気です。

座敷席の窓際には、地元の芸術家の作品や季節の花が飾られていて、目でも楽しめる空間になっています。

りんすけ ｜ メニュー

『りんすけ』のメニューは、地元の食材を活かした郷土料理が中心です。もちろん、看板メニューは「たいめし」。

「鯛めし」には主に二つのスタイルがあります。今治市や松山市など東予・中予地方では新鮮な鯛を丸ごと米と一緒に土鍋で炊き上げた料理を「鯛めし（炊き込み鯛めし）」と呼びますが、宇和島を中心とした南予地方では、ご飯の上に鯛の刺身を乗せ、醤油ベースの特製ダレと卵黄をかけて味わう料理を「鯛めし（宇和島鯛めし）」と呼びます。

『りんすけ』で食べられるのは「宇和島鯛めし」で、宇和海産の新鮮な鯛の切り身を特製のタレに漬け込み、それをご飯に乗せて食べます。この食べ方は漁師たちが船上で手軽に楽しんでいたことから生まれたもので、火を使わずに新鮮な魚を楽しむことができる点が特徴です。

「じゃこ定食」や「むぎとろ」などのほか、塩サバ定食や野菜炒め定食など660円で食べられる定食もあって、リーズナブルに楽しめるのも魅力的です。

りんすけ ｜ 実食

たいめし（1,210円）

運ばれてきた「たいめし」に、思わず目を奪われます。大きな丼にたっぷりご飯。その上にはぷりっぷりに身の締まった美しい鯛の切り身が敷き詰められています。真ん中には艶々な卵黄..最高すぎるビジュアル♪

八幡浜で水揚げされた新鮮な鯛のヅケは、新鮮で食感が良く、幸せになるほどやわらかい♪

別皿のすりごまや刻み海苔をかけ、卵黄を絡ませながら食べると濃厚な旨味が口いっぱいに♡卵黄の甘味とまろやかさがまたいいアクセントになってます。

追加のタレもあるので、自由にかけて味の調整ができるのも嬉しいポイント。

じゃこ定食（660円）

じゃこ定食は、じゃこ天とじゃこカツの二種類がセットになっています。

じゃこ天は、宇和海で獲れた新鮮な小魚を骨ごと、皮付きのまますり身にして油で揚げた魚肉練り製品。じゃこ天の起源は古く、一説には1615年頃にさかのぼるとされています。当初は単に「天ぷら」と呼ばれていましたが、1980年代に「雑魚天（ざこてん）」が転じて「じゃこ天」という名称が定着したとのことです。

『りんすけ』では、ホタルジャコ（通称：ハランボ）と呼ばれる魚を主原料に製造した「はらんぼじゃこ天」がいただけます。

じゃこ天は、ほんのり温かく、大根おろしと一緒にいただきます。ふんわりとした食感で、魚の旨味が詰まっています。

じゃこカツは、じゃこ天を軽やかにカリッと揚げていて、外はカリッと中はふんわり♡

りんすけ ｜ まとめ

『りんすけ』は、歴史ある老舗の味と庶民的な雰囲気、そして内子町の観光に便利な立地を兼ね備えた、魅力的な食事処。

中でも「たいめし」と「じゃこ天」は格別！ご飯の上に隙間なく盛り付けた新鮮な鯛のヅケを、海苔やすりごまなどと一緒に卵黄を崩して食べる鯛めしは贅沢な味わい♪

りんすけ ｜ 店舗情報

住所	愛媛県喜多郡内子町内子2027
TEL	0893-44-2816
営業時間	（ランチ）11：30〜14：00 （ディナー）17：00〜20：00
定休日	水曜
席数	カウンター席：９席 テーブル席：２人×２卓 小上がり：４人×３卓
電子決済	クレジットカード、PayPay、LINE Pay
駐車場	内子まちの駅Nanzeの駐車場利用
Instagram	@uchiko_uorin

周辺スポット ｜ 内子座

「内子座」は、1916年（大正5年）に大正天皇の即位を祝して地元有志によって建設された、木造2階建ての瓦葺き入母屋作りで、純和風様式の本格的な芝居小屋。催し物がない日は館内見学が可能です。