佐伯市上浦にある『塩湯』に行ってきました。
『塩湯』は、その名の通り天然海水を使った珍しいお風呂と、新鮮な海鮮料理が楽しめるお店で、2001年にオープンしました。地元の方はもちろん、観光客にも大人気で、休日に限らず平日でも行列必至の人気店なんです。
国道217号線沿いの海のすぐそばに建っていて、車で3分ほど走らせると、初日の出スポットとして有名な「豊後二見ヶ浦」があります。夫婦岩は、長さ約65メートル、重さ約2トン、最大直径約75センチの大しめ縄で結ばれいて、その大きさは圧巻。食事の前後にぜひ近くまで行って見学を!
塩湯 | 外観
平日の11時15分頃に到着しましたが、駐車場はほぼ満車状態!お店の前にも大行列!受付表を見ると10組待ちでした。開店時間は11時ですが、1番乗りの人は9時ぐらいから並んでいたとのこと…人気ぶりが伺えます。
お店の左側にある建物が待合室になっているので、そこで気長に待ちます。受付表に名前を記入してから1時間30分…ようやく店内に入れた!
塩湯 | 店内
店内に入ると、まず目に飛び込んでくるのが大きな生け簀。奥にはテーブル席が5卓と佐伯湾の絶景が楽しめる座敷席が5部屋あります。
以前は2階席もありましたが、今は使われていないようです。
番組ステッカー
入口のレジ近くには、「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」 「笑ってコラえて!」 「YOUは何しに日本へ?」 「オモウマい店」の数々の有名番組のステッカー!これほどの人気番組のステッカーが並んでいるのは見たことがありません。
テイクアウト販売
生簀に入っている魚介に加えて、早い時間には、あら煮やあじ寿司などの惣菜も持ち帰り用に販売。人気なので、気になったら即ゲットするのがおすすめです。
生簀
店内の生け簀は圧巻です。地元で水揚げされたばかりの魚介類がびっしり。伊勢えびや緋扇貝、アワビや岩ガキなど、佐伯の海の幸が勢揃い。これらの魚介を使った料理が食べられるなんて、もう胸が高鳴ります!
塩湯 | メニュー
食事メニュー
『塩湯』のメニューは、新鮮な魚介類を使った料理がズラリ。人気No.1は何と言っても「海鮮丼」。そして、地元の方に人気なのが「塩湯定食」。これは、その日獲れた魚の煮付けや刺身、小鉢などがセットになった、まさに『塩湯』の魅力が詰まった定食です。
その他、刺身定食やあら煮定食、焼物セット、魚のフライ盛、ホゴの味噌汁など、魚介類を中心としたメニューが豊富です。
ウニ丼、ウニいくら丼も人気。地物のウニを使っていて価格は時価となります。磯の香と甘味が特徴で ウニ好きにはたまらない丼です。
ドリンクメニュー
ソフトクリームメニュー
ソフトクリームも人気なんです。定番の塩バニラに加え、塩まっ茶もラインナップ。食後やお風呂上がりのデザートにぴったりですね。
シェーク(350円)もあるよ♪
塩湯 | 注文
今回は、圧倒的人気No1でほとんどの人が注文する「海鮮丼」に加えて、「緋扇貝のバター焼」と「タコの唐揚げ」を注文しました。
お通し
一人一品、日替りのお通しが付いてきます。
海鮮丼(1,430円)
さて、いよいよ『塩湯』の看板メニュー、海鮮丼をいただきます!
まず驚くのが、そのボリューム。大きな丼いっぱいに、色とりどりの海の幸がてんこ盛で溢れんばかり…想像以上です。魚の種類は日によって変わりますが、エビ、ブリ、アジ、タイ、ウチワエビ、イクラ、ホタテ…10種類以上のネタが乗っています。
すべて地元で朝とれたばかりの新鮮な魚介です!
太平洋の暖かい海水と、栄養豊富な瀬戸内海の冷たい海水が混ざり合う豊後水道に面する佐伯市は古くから漁業が盛んとあって、魚介類は種類が豊富です。
その日にとれたものを扱っているので、日によって種類は変わります。季節ごとに旬の味を楽しめるよ♪
一口食べると、新鮮な魚介の甘みが口いっぱいに広がります。どのネタもコリコリとしていて歯応えがしっかりあって鮮度のよさがわかります。まさに「朝獲れ」の鮮度!
ウチワエビ
奥にはリュウキュウが!
給水機の横には、だし汁のポットがあります。
丼にかけて「あつめし」としてもいただけます。
「あつめし」は、大分県南部沿岸地域の郷土料理で、新鮮な魚(主にブリ)の刺身を醤油ベースのタレに漬け込み、熱々のご飯の上にのせて食べる丼料理です。
お味噌汁の中にもお魚が入っています。
これだけの量と質で、お値段も良心的。コストパフォーマンスは最高です。「人生最高の海鮮丼」という口コミもあるほど。確かに、これほど贅沢な海鮮丼は初めてかもしれません。
緋扇貝のバター焼(638円)
次に注文したのは、緋扇貝のバター焼き。プリプリの貝柱に、香ばしいバターの風味が絶妙にマッチ。貝の旨味とバターの濃厚さが口の中で踊ります。
火加減も絶妙で、貝の食感を損なうことなく、ジューシーに仕上がっています。カボスを絞ってさっぱりといただくのもおすすめです。
タコの唐揚げ(748円)
続いて、タコの唐揚げにも挑戦。外はカリッと、中はコリコリとした食感に感動!
タコの食感はやわらかすぎず、かといって硬すぎず、まさに絶妙。塩加減も完璧で、ビールのおつまみにぴったりです。素材の味をそのまま楽しむのも良し、カボスを絞ってシンプルに食べるのもおすすめです。
塩湯の塩ソフト・ミックス(350円)
食後のデザートに食べようと思っていましたが、待ち時間が長そうなので食事の前にいただきました。塩バニラ、塩まっ茶、ミックスの3種類。両方の味を楽しみたいので「ミックス」をチョイス。一見普通のバニラと抹茶に見えますが、ほんのりと塩味が効いているんです。
甘さと塩味のバランスが絶妙で、後味さっぱり。塩味が甘さを引き立て、より深みのある味わいに仕上がっています。海を眺めながら食べると、なんだか風情があって素敵ですね。
塩湯 | 天然海水風呂
『塩湯』の最大の特徴は何と言っても天然海水風呂です。佐伯湾から汲み上げた海水を濾過して沸かした、ミネラルたっぷりのお風呂なんです。
敷地内にあるので、待ち時間に利用する人も多いよ
男女別の露天風呂と内風呂、そして4つの貸切風呂があり、どの浴槽からも海を眺めることができます。潮の香りを感じながら、波の音を聞きつつ入浴できるなんて贅沢ですよね。肌がすべすべになると評判で、美容効果も期待できそうです。
【家族風呂】
(1時間)2,000円
※予約制ですが、空きがあれば当日でも利用可能
【男女別浴場】
大人(中学生以上)500円
子供(小学生)300円
子供(小学生以下)200円
※鹿児島側サウナは偶数日が男性、奇数日が女性専用。福岡側サウナは奇数日が男性、偶数日が女性
▼下の写真は2013年11月24日に撮影したもの。現在はリニューアルされています。
塩湯 | まとめ
『塩湯』は、大分の海の幸を存分に楽しめる素晴らしいお店です。新鮮な魚介類を使った料理はどれも絶品で、特に海鮮丼は圧巻のボリュームと味わい♪
天然海水風呂も大きな魅力。今回は入浴しませんでしたが、海の見える露天風呂で、ミネラルたっぷりの湯に浸かれば、心も体もリフレッシュできること間違いなし。
グルメだけでなく、温泉も楽しめる『塩湯』は、まさに一石二鳥のスポットです。
平日でも行列は必至!時間を余裕をもってお出かけを
塩湯 | 店舗情報
住所 | 佐伯市上浦大字浅海井浦2920-3 |
TEL | 0972-27-8309 |
営業時間 | (食事)11:00~20:30 (入浴)10:00~23:00 |
定休日 | 水曜 |
席数 | テーブル 4人×4卓 小上がり 4人×5卓 |
予約 | 不可 |
電子決済 | PayPay、LINE Pay |
駐車場 | 約20台 |
立ち寄りスポット | 暁嵐の滝
大分百景の一つである「暁嵐(ぎょうらん)の滝」。全国的にも珍しく、海岸からわずか500m足らずの場所にあります。およそ14mの断崖から流れ落ちる様は、広瀬淡窓も絶賛したと言われています。
車で行く場合は、「上浦地域コミュニティーセンター」前の信号から踏切を渡って案内看板に従って進むと、暁嵐公園駐車場にたどり着けます。
国道217号線から入ってすぐのところだけど、駐車場まで道が狭いので気をつけてね
▼暁嵐の滝
滝周辺には日本庭園の公園など風情ある景色が楽しめます。
▼暁嵐公園
▼瀧三柱神社(瀧神社)
▼六兵衛とカッパ像
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