かくれが ｜ 佐伯市の “定番メロンパン” を求めて──武家屋敷通りにある小さなパン屋さん

佐伯市城下西町にある手作りパンの店『かくれが』に行ってきました。

佐伯市で「メロンパンといえばここ！」と名前が挙がるのが、武家屋敷通りにある小さなパン屋さん『かくれが』です。

かくれが ｜ 外観

城山のふもと、歴史と文学の道エリアにひっそりと佇む、まさに店名通りの隠れ家的ベーカリーで、地元客に長く愛されています。​​

「城下町観光交流館」や「三の丸櫓門」からも徒歩数分と近く、城下町の落ち着いた空気を感じながらパン屋さん巡りが楽しめる立地になっています。​

小さなベーカリーのため、専用駐車場は1台分しかありませんが、​​城下町エリアには観光客向けの駐車スペースも点在しています。

お店は看板も控えめで、本当に「見つけた人だけが知っている」ような雰囲気の小さな一軒です。

かくれが ｜ 店内

店内にはパンだけでなく、オーガニックのコーヒー豆も並び、コーヒーとパンの両方をここで揃えることができます。

「身体にやさしいパン」をテーマに、ふんわりと軽い口当たりの生地づくりにこだわっています。

かくれが ｜ 販売商品

この日は閉店間際の14時30分頃の訪問だっため、多くのパンが売り切れていました。

メロンパンを筆頭に、チョコチップメロンパン、あんぱん、食パンなど4種類のパンが販売されていました。

食パンは火曜日のみの限定販売。朝食用のほか、サンドイッチに使う人も多く、シンプルながら飽きのこない味わいが評価されています。​

『かくれが』のもう一つの柱が、オーガニックのコーヒー豆です。​

店内では、コーヒー豆の焙煎・販売も行っています。オーガニック認証を受けた生豆のみを厳選し、直火式焙煎で提供。ミディアム・ローストのため、しっかりとした香りと香ばしさが楽しめるとあって評判です。

​かくれが ｜ 実食

今回はお店にあった4種類のパンをすべて購入しました。

メロンパン（170円）

お店の代名詞とも言えるメロンパンは、一口かじるとまずクッキー生地のサクッとした軽快な歯ざわりが立ち上がります。​

中の生地はふんわりと柔らかく、空気をたっぷり含んだスポンジのようで、甘さも優しく、次のひとかじりを自然と誘います。

チョコチップメロンパン（180円）

チョコチップメロンパンは、定番メロンパンの良さをそのままに、子どもから大人まで嬉しくなる鉄板アレンジといった印象です。​

サクふわの生地に、チョコチップがころんと散りばめられていて、一口ごとにチョコの甘みが小さなアクセントとしてはじけます。​

あんぱん（170円）

あんぱんは、どこか和菓子屋の上品な饅頭を思わせるような、すっきりとした甘さが印象的です。

ふんわりとした生地の中に、なめらかなあんこがほどよい量で包まれていて、一口ごとに小豆の香りがふわっと立ち上がります。​

メロンパンほど派手さはありませんが、「あんぱんも押さえておくべき」とすすめたくなる、縁の下の力持ち的な存在です。​

食パン（190円）

食パンは、トーストすると外はカリッと香ばしく、中はもっちりとした食感が際立ちます。​

焼き上がりの香りはやさしく、バターをひとさじのせるだけで、朝のテーブルが一段明るくなるような存在感。​

生地自体の甘みがほんのりあるので、ジャムをのせても、そのままでも楽しめます。​

かくれが ｜ お知らせ

店頭でのパン販売は2025年12月26日をもって終了。2026年からはメロンパンに限り「サンリブさいき 産直コーナー」で販売するようです。

コーヒー豆は引き続き、火曜〜金曜の10：00〜13：00に店頭で販売。ネット販売も始めたようです。

かくれが ｜ まとめ

手づくりパンの店『かくれが』は、観光地の華やかさとは少し距離を置いた場所で、“日常の幸せ”を焼き上げているパン屋さんです。​

看板商品であるメロンパンは、ふんわり軽やかな生地とやさしい甘さで、佐伯市民の定番と呼ばれる理由がしっかりと感じられる仕上がりです。​

かくれが ｜ 店舗情報

店名	かくれが
住所	佐伯市城下西町4-30
TEL	0972-23-7596
営業時間	10：00〜15：00
定休日	土・日・月曜、祝日
イートイン	不可
予約	電話
電子決済	PayPay
駐車場	1台
Webサイト	kakurega-coffee.stores.jp

※営業時間や定休日、価格は訪問時期や状況により変更となる可能性がありますので、来店前に最新情報の確認をおすすめします。​