由布市挾間町にある『狐の豆蔵』に行ってきました。
田園風景の中にひっそりと佇む『狐の豆蔵』は、出来たての豆腐と十割蕎麦をじっくり味わえる、豆腐と蕎麦の専門店です。

夜は予約営業のみ。ランチも基本的には事前連絡がオススメ!

里山の中にひっそりと佇む隠れ家的グルメスポットだね
狐の豆蔵 | 外観
周囲を田んぼと林に囲まれた、まさに「隠れ里」という言葉が似合うロケーション。「看板が控えめで見つけにくい」「本当にここでいいのか迷った」といった声もあり、たどり着いた瞬間にちょっとした達成感があるのもこの店ならではです。

里山の民家をそのまま活かしたような、味わいのある和の外観です。木の柱や瓦屋根、周囲の草木と一体になった佇まいは、まるで昔話に出てくる山里の一軒家のようです。

敷地には四季折々の花木が植えられており、春は若葉、夏は濃い緑、秋は紅葉、冬は静かな枯れ景色が、店へのアプローチを小さな旅のように演出してくれます。
狐の豆蔵 | 店内
一歩中に入ると、外観同様に “里山の古民家そのもの” といった空気が広がります。
1999年に建築された比較的新しい建物ですが、木の梁や柱が見える内装は、時間の積み重ねを感じる質感で、そこにストーブや季節の飾りがさりげなく加わり、どこか親戚の家に遊びに来たような安心感があります。

テーブルレイアウトは、店内中央のテーブル席のほか、小上がりのテーブル席が3卓。隣席との距離感が程よいので、豆腐と蕎麦を真剣に楽しむ大人の食事処という印象を受けました。

店主ご夫妻の穏やかな接客も相まって、食事だけでなく空気そのものを味わう場所になっています。
狐の豆蔵 | メニュー
『狐の豆蔵』は、定食屋のように品数が並ぶスタイルではなく、豆腐と蕎麦を中心に据えたシンプルな構成が特徴です。
ランチメニュー
蕎麦は蕎麦粉100%の十割蕎麦!
打ち粉(花粉)を使わず、上質な国内産の蕎麦粉と純水のみで蕎麦を打っています。

豆腐は注文が入ってから仕上げるスタイルで、湯気を立てながら運ばれてくる “生まれたて” の一皿は、多くの口コミで「ほっぺが落ちる」「今まで食べた豆腐と別物」と語られています。

ディナーメニュー
夜は17:30〜で完全予約制で営業しています。
昼と同様に豆腐と蕎麦が主役ですが、黒豚を使った豆乳鍋など、夜らしい鍋料理もラインナップに加わるのがポイントです。

田園の静けさに包まれた古民家で、豆腐鍋を囲みながら、〆に十割蕎麦をすする──そんな “大人のご褒美時間” を想像させる構成になっており、遠方からのリピーターも多いようです。
狐の豆蔵 | 実食
今回は以下のラインナップをオーダーしました。
- あつアツ豆腐(500円)
- おろし蕎麦(鰹節と大根おろし)(1,500円)
- きつね蕎麦(1,400円)
- そばだんご(450円)

あつアツ豆腐(500円)
テーブルに運ばれてきた瞬間から、湯気と一緒に大豆の香りがふわっと立ち上がる、アッツアツの出来立て豆腐。冷めないように器も温められています。

表面はぷるんとやわらかく、中はなめらかなのに、スプーンを入れるとしっかりとした密度が感じられ、“豆乳プリンと茶碗蒸しの良いとこ取り”のような食感です。
まずは何もつけずにひと口。大豆の甘みがじんわり広がり、あとからふわっと香ばしさが追いかけてきて、塩も醤油もいらない素の旨さにしばし無言になりました。

その後、卓上の岩塩をひとつまみ振ると甘みがくっきりと浮かび上がり、特製醤油を少しだけ垂らすと、今度は豆腐が “おかず” に変身する感覚で、何度も表情が変わる楽しさがあります。

ふだん豆腐を脇役だと思っている人ほど驚かされると思うよ
おろし蕎麦(鰹節と大根おろし)(1,500円)
「おろし蕎麦は」は、たっぷりの大根おろしと鰹節が山のように盛られ、その下から艶やかな十割蕎麦が顔をのぞかせるビジュアルです。

麺を持ち上げると、蕎麦特有の香りがふわっと立ち上がり、噛むたびになめらかな舌触りの奥から、穀物の力強さが顔を出します。

大根おろしの辛みはキレがありつつも、出汁と合わさることで心地よい清涼感に変わり、鰹節の旨みがその橋渡し役をしている印象でした。

十割蕎麦というとボソボソした食感を想像する方もいるかもしれませんが、『狐の豆蔵』の蕎麦はコシを保ちながらもほどよくしなやかで、喉越しにストレスがありません。

大根おろしの水分と出汁がいい具合に麺に絡み、「もう一口だけ」と箸が止まらなくなる、危険なタイプのお蕎麦でした。

雑味がなくクリアな味わい♪身体が自然と欲しがる味だね
きつね蕎麦(1,400円)
店名を冠した一杯ともいえる「きつね蕎麦」は、あつあつの出汁の上に、油揚げがふわりと浮かんだ、見るからにほっとする佇まいです。

まずは出汁をひと口。昆布と鰹をベースにした、やさしくも芯のある旨みで、冷えた身体を内側からじんわり温めてくれます。

十割蕎麦は熱い汁にも負けず、ほどよいコシを保っていて、噛むたびに蕎麦の香りが湯気とともに立ち上がり、「温かい十割もいいな」と思わせる仕上がりです。

『狐の豆蔵』で提供するのは、不揃いな麺が混在する乱切り蕎麦。機械切りでは出せない、独特の食感と強いコシ、つゆとの絡みの良さが特徴です。

油揚げは噛むとじゅわっと出汁が滲み出て、蕎麦とスープが三位一体になって口の中が幸福に満たされる…
そばだんご(450円)
食後にいただいた「そばだんご」は、蕎麦の香りをふんわりとまとった、小ぶりのデザート的な一品です。

ほんのり温かい団子を頬張ると、もっちりとした弾力の中に蕎麦の香ばしさとあんこの甘さがじんわり広がり、素朴なのにどこか上品な余韻が残ります。

大人向けの上品なデザートだね♪
狐の豆蔵 | まとめ
『狐の豆蔵』は、単なる豆腐料理店でも蕎麦屋でもなく、“豆と蕎麦の可能性をゆっくり味わうための小さな旅先” のような場所でした。
郊外の田園地帯にある古民家風建物、限られた席数、予約制のスタイル──どれも気軽さとは少し距離があるけど、その “ひと手間” をかける価値が確かにある一軒だと感じました。

十割蕎麦は香りとコシのバランスが絶妙で、「十割はちょっと苦手」という方にもぜひ試してほしい!

あつあつの出来たて豆腐は、脇役のイメージを軽々と飛び越える美味しさ♪
狐の豆蔵 | 店舗情報
| 店名 | 狐の豆蔵(きつねのまめぞう) |
| 住所 | 由布市挾間町来鉢1520 |
| TEL | 090-1088-9396 |
| 営業時間 | 11:00〜15:30 17:30〜(夜は予約制) |
| 定休日 | 水・木 |
| 席数 | テーブル:4人×1卓 小上がり:4人×3卓(うち掘りごたつ式1卓) |
| 予約 | 電話 or LINE |
| 電子決済 | クレジットカード、電子マネー コード決済 |
| 駐車場 | 約8台分 |
| Webサイト | kitsunenomamezo.jp |
| @kitsunenomamezo |
※営業時間・定休日・メニュー内容は変更になる場合があります。来店前に公式サイトや電話、地図アプリなどで最新情報をご確認ください。

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