大分市末広町にある『和カフェ ひめのえん』に行ってきました。
大分駅からほど近い末広町に、まるで時がゆっくりと流れるかのような和カフェが一軒。創業明治40年の老舗茶舗「お茶の姫の園」内にある『和カフェ ひめのえん』は、日本茶へのこだわりと和スイーツの魅力がぎゅっと詰まった隠れ家カフェです。

地元に愛されているレトロ感あふれるお茶屋さん

お茶を使ったスイーツが人気で、毎年夏になると「抹茶かき氷」の“映え”投稿がSNSに溢れているね
和カフェ ひめのえん | 外観
大分駅から徒歩7分、駅前の10号線沿いを西大分方向に進むと、大道交差点の手前の左手側に「姫の園」と壁面に大きく書かれた建物が見えてきます。

街の喧騒から少しだけ離れた末広町の一角、大きく掲げられた『姫の園』の文字と、ガラス戸から覗く茶葉の並ぶ棚が、和の風格とあたたかみを同時に纏わせています。この店構えだけで、長い歴史に裏打ちされた信頼と本物志向が伝わってきます。
和カフェ ひめのえん | 駐車場
大分駅近くにあるお店ですが、店の裏手(ホテル横)に専用駐車場5台分が用意されています。

和カフェ ひめのえん | 店内
「お茶の姫の園」は明治40年創業、100年以上にわたり地元大分で日本茶文化を守り続ける老舗茶舗。

「お茶の姫の園」の一番人気商品、煎茶の玉露とも言われている鹿児島県知覧産茶葉「あさつゆ」をメインに店主がブレンドした特上煎茶「葵」。カフェではセットメニューで楽しめます。

格式に縛られず、日常に溶け込む美味しいお茶を届けたいとの思いが、現代の店作りや『和カフェ ひめのえん』のカフェ展開にしっかり息づいています。産地直送の茶葉のほか、オリジナルブレンドの和紅茶も人気です。
その片隅にカフェスペースが設けられ、まさに“お茶屋の中の特等席”が用意されているのです。

カフェスペースの始まりは2014年。お茶の喜びをさらに身近にと、四代目が「お茶と和スイーツの理想のマリアージュ」を掲げて作られました。老舗の知識と新しいアイデアが溶け合い、伝統を大事にしながらも進化を続けています。


お茶屋さんらしい空間…でも店内BGMがイギリスのロックバンド「オアシス」…アンマッチなところがまた面白い♪

カフェには多いときで1日100日以上も訪れるみたい
和カフェ ひめのえん | メニュー
かき氷は、「宇治金時」「黒豆きなこほうじ茶」「大分和紅茶」の3種類があります。

夏の大定番は、SNSでもひと際人気の「宇治金時」!

かき氷以外にも、ミニパフェやソフトクリーム、宇治抹茶わらび餅、アイスクリームぜんざい、冷やしぜんざい、おはぎ、磯辺焼きなどがありました。

和カフェ ひめのえん | 実食
セルフサービスのコーナーには、無料のほうじ茶(HOT・COLD)もあって、お茶屋さんならではの贅沢です。

宇治金時 自家製餡とわらび餅付(アイス付き)(900円)
まずその圧倒的な見た目——抹茶シロップがたっぷりかかったかき氷には抹茶アイスがトッピングされていて、別皿で自家製あんこと宇治抹茶わらび餅、練乳が添えられています。

2人で一つでいいのでは?と思うほどの大きさ!

濃い緑色が美しく見栄えがするかき氷だね

まずはかき氷をそのまま頂きます。
サクフワ食感で口の中に入れた瞬間、氷が溶けだして抹茶の風味がふわりと口の中に広がります。グラニュー糖ベースで宇治抹茶を贅沢に使用した自家製シロップは、苦味はありますがさっぱりとしていて、とってもさわやかな味わい。
練乳をかけると抹茶のほろ苦さがまろやかに♪抹茶と練乳の相性は抜群ですね!

少し食べ進めたら、あんこと宇治抹茶わらび餅を乗せて頂きます。
北海道産大納言小豆を炊いた自家製あんはほどよい甘さ♪同じく自家製の抹茶わらび餅のもちもち弾力と抹茶アイスの冷たさも交互に舌を刺激し、味覚のリレーが止まりません。練乳でマイルドな味わいになったかき氷とあんこを一緒に食べるのも、とっても美味しかったです。


苦味と甘さのバランスが絶妙!

暑さや日常のざわめきがすーっと消え、抹茶の余韻に心まで癒される贅沢なひととき♪
アイスクリームぜんざい(900円)
とうふ白玉、宇治抹茶わらび餅、北海道産大納言自家製あん、ミルクアイス、黒豆きなこが一皿に。特上煎茶「葵」のお茶がセットになっています。

とうふ白玉や宇治抹茶わらび餅のもちもち弾力が、ミルクアイスや自家製あん、黒豆きなこと絡み合い、ひと匙ごとに“ほっ”とする幸せが押し寄せます。甘さもちょうど良く、煎茶とともに味わうと後味は爽やか。

セットの煎茶も旨味がしっかり出ていて、それだけで癒やされます。お店でお茶のプロが淹れる美味しいお茶を飲めるというのはありがたいです。

ちゃんと湯冷ましが付いてくるので、苦味を抑え旨味&甘味が引き出されて、お茶の実力を存分に味わえます。

Instagramにも投稿しています
Instagramでは動画投稿もしています。当日の様子はぜひ動画でもご覧ください。
和カフェ ひめのえん | まとめ
『和カフェひめのえん』は、単なる甘味処という枠を越え、和カフェ文化とお茶屋の誇りが詰まった“大分の心地よい異空間”。氷や自家製あん、白玉の一粒一粒にまで店主の情熱が宿り、本物志向の方にこそ推薦したい名店です。セルフで温冷2種のほうじ茶が楽しめるのも嬉しいポイント。

和の落ち着いた雰囲気と相まってほっこりできる “お茶屋カフェ” の新たなスタンダード!

最近ではインスタグラムやYouTubeでも ”大分のかき氷聖地” として紹介されているね
和カフェ ひめのえん | 店舗情報
店名 | 和カフェ ひめのえん |
住所 | 大分市末広町2-5-12 ([有]お茶の姫の園 店内) |
TEL | 097-532-3470 |
営業時間 | 12:00~18:00(LO 17:00) |
定休日 | 日曜・祝日 |
席数 | カウンター:2席 テーブル席:2人×2卓、4人×2卓 小上がり席:4人×1卓 |
予約 | 不可 |
電子決済 | 不可 |
駐車場 | 店舗裏手に5台 |
Webサイト | www.himenoen.com |
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