別府市鉄輪にある『かまど地獄』に行ってきました。
「地獄めぐり」は、大分県別府市鉄輪・亀川地区に点在する7つの個性的な温泉源(地獄)を巡る、全国的にも有名な観光コース。
その中でも特に人気の高い温泉地獄の一つが『かまど地獄』です。

1丁目から6丁目までバラエティに富んだ地獄が集結していて見応え十分!

地獄グルメや足湯も楽しめるとあって、韓国など海外の観光客で賑わっていたね
かまど地獄 | 外観
大分自動車道別府ICから車で5分ほどの距離です。バスで訪問する場合は、別府駅から「鉄輪」経由のバスに乗り「鉄輪バス停」で下車。そこから徒歩5分ほどのところにあります。

氏神である八幡竈門(かまど)神社の大祭で、この地獄の噴気を使って御供飯(おそなえめし)を炊いていたことが『かまど地獄』の名前の由来です。
大きな窯が迎えてくれる入り口から、さっそく中に向かいましょう。
かまど地獄 | 入場料
かまど地獄の入場料は、大人500円。
5ヵ所以上の地獄を見学する場合は、7ヵ所の地獄の入場券がセットになった「別府地獄めぐり共通券(2,400円)」がお得です。

かまど地獄 | 施設内
かまど地獄の最大の特徴は、敷地内に「かまど地獄1丁目」から「かまど地獄6丁目」まで、個性豊かな6種類の地獄が集まっていることです。それぞれ色や湯の性質が異なり、見応え抜群です!
温泉のお湯を飲んだり、足湯や岩盤浴をしたりと、体が温まるユニークな体験もできますよ。
1丁目
茶褐色の熱泥地獄。地熱で溶け出した様々な粘土が混ざり合った独特の色合い。

2丁目
『かまど地獄』のシンボル的存在の赤鬼像が出迎えるエリア。この赤鬼は、八幡竈門神社伝承の朝日を見て逃げた鬼なんだそうですよ。龍神が『かまど地獄』にいるのは、再び悪事を起こさないように見張っているためです。

3丁目
コバルトブルーの美しい湯。白い沈殿物は他の成分をほとんど含まない純粋なシリカで、70年前後かかってできたようです。

4丁目
80℃の熱泥地獄。ちょうどガイドさんが線香を片手に中に入り、実験をしているところを見ることができました。

線香の煙を吹きかけると噴気が倍くらいに上がる!噴出している蒸気に煙を出して燃えるものをふきかけると、この現象が起きるようです。

韓国からの団体客が多くて、韓国語でガイドをしていたね

お客さんの反応もよくて、一番盛り上がっていたエリア!
5丁目
『かまど地獄』の中で1番大きな池。気温や天候によって、湯色が青や緑に替わります。この日はとても綺麗なブルー!

6丁目
水分が少なく真っ赤な熱泥が湧いています。
かまど地獄 | 売店
地獄を巡った後は、蒸気が立ち上る売店で地獄グルメを堪能です。

メニュー
地獄蒸しの温泉ピータン(地獄蒸したまご)、石垣まんじゅう、かまど豚まん、醤油プリンなど、ここでしか味わえない名物グルメが揃っています。


「赤鬼そふと」や「地獄そふと」は見た目もユニークな人気ソフトクリームです。

かまど地獄 | 実食
温泉ピータン(80円)
「温泉ピータン」の名で販売されるのは、温泉の蒸気を利用して作ったスモーク色の温泉卵。普通の卵のように見えますが、殻をむくと煮卵のような茶色!
蒸気で24時間以上蒸すことにより、見た目が中国料理のピータンのような色に変わるので、その名がついてるそうです。


1日平均3,000個を販売する超人気メニュー!

ラムネと合わせて食べるのがおすすめと海外のSNSで話題になっているみたい♪

他の地獄蒸しの卵と比べて、燻製のような風味が特徴。ほんのり塩気があるので、そのまま食べても美味しい!


テーブルの上に準備された「ゆずこしょう醤油」で味変すると、これがまた合う!温泉ピータンのための特別な醤油で、柚子の爽やかな味が加わってピータンの美味しさ倍増です。
赤鬼ソフト(350円)
赤鬼ソフトは、見た目もインパクト大な真っ赤なソフトクリーム。唐辛子とシナモンをバニラソフトにふりかけています。

ひと口目はミルキーな甘さが広がり、続いてピリッと刺激的な辛さが追いかけてきます。まさに“地獄の炎”をイメージした、ここでしか味わえないソフトクリームです。
「地獄ソフト」も人気で、こちらはブラックペッパーがトッピングされています。
かまど地獄 | 足湯
売店の前には、イートインスペースがあり、その奥には足湯もあります。

かまど地獄 | まとめ
地獄めぐりの楽しみは、見て・感じて・食べてこそ本物。
温泉のパワーを五感で感じ、伝統の地獄蒸しグルメで舌鼓を打ち、異世界のような景色に心を奪われる――。かまど地獄はアミューズメントパークのような体験型スポットなので、子どもから大人まで楽しめます。

石垣まんじゅうや醤油プリンなど気になるグルメがたくさん!

プラックペッパーがトッピングされた「地獄ソフト」も食べてみたい!
かまど地獄 | 施設情報
施設名 | かまど地獄 |
住所 | 別府市鉄輪621 |
TEL | 0977-66-0178 |
営業時間 | 8:00〜17:00 |
定休日 | なし |
入場料 | 500円 ※別府地獄めぐり共通券:大人2,400円 |
電子決済 | 不可 |
駐車場 | 50台 |
Webサイト | beppu-jigoku.com/kamado/ |

地獄グルメはないけど、『かまど地獄』から徒歩圏内にある「白池地獄」と「鬼山地獄」もおすすめ♪
べっぷ地獄めぐり | 鬼山地獄
鬼山地獄は、温泉の熱を利用して日本で初めてワニの飼育を始めた場所であり、現在も約70頭ものワニが悠然と暮らしています。

別名「ワニ地獄」として知られているよ

毎週土・日曜日の10時からは、ワニの餌付けショーが開催されます。大きなワニが豪快に餌に食らいつく瞬間は、子どもから大人まで大興奮間違いなし。

餌の時間になるとソワソワし始めるワニたち…餌に向かってジャンプして飛びつくシーンはなかなか見られない光景!

初代イチロウ(ボルネオ産クロコダイル)の剥製なども展示されています。長寿で有名なワニの生態や歴史を学ぶことができますよ。

温泉の噴気がもうもうと立ち上る地獄池の景観も見どころ。

ワニと温泉という異色の組み合わせが、他の地獄にはない独特の雰囲気を作り出しています。

Instagramの投稿も見てね♪
べっぷ地獄めぐり | 白池地獄
「白池地獄」は、「べっぷ地獄めぐり」の中でも静謐な雰囲気が漂う和風庭園の中にある温泉地獄です。

噴出時は無色透明の温泉ですが、時間が経過して温度と圧力が下がることで、自然と青みがかった白色に変化します。この神秘的な色合いが「白池地獄」という名前の由来です。

天候や時間によって色の濃淡や青みが変わるそうだよ

敷地内には温泉熱を利用した熱帯魚館があり、アマゾン川流域の巨大魚ピラルクや肉食魚ピラニア、アロワナなど、約20種類の熱帯魚が飼育・展示されています


美しい庭園と“人食い魚”のギャップも白池地獄ならではの魅力!
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