愛媛県今治市にある『亀老山（きろうさん）展望公園』に行ってきました。
瀬戸内海に浮かぶ大島の南端に位置する『亀老山展望公園』。標高301.1mの山頂に広がるこの公園は、瀬戸内海国立公園に指定され、四国八十八景にも選ばれている絶景ビュースポット。
2017年には「旅好きが選ぶ！日本の展望スポットランキング」で堂々の第2位に輝いたんですよ。これは期待大ですね！
しまなみ海道随一といわれるパノラマの眺望を誇る公園に行ってきたよ
亀老山展望公園までの道のり
今治市街地からだと車で約30分で到着します。
しまなみ海道（西瀬戸自動車道）を走れば、気分爽快のドライブコース♪来島海峡大橋を渡り、大島南ICで降ります。急勾配のくねくねした山道を登ること約15分で到着！
駐車場は普通車18台、大型バス6台分あります。
亀老山展望公園 売店
駐車場の目の前には「亀老山売店」がありますが、実は隠れた名店なんです。今治タオルなど地元の名産品がずらりと並ぶ中で、特に注目なのが「藻塩」を使った商品たち。
ここの名物は玉藻塩（たまもしお）。単に藻塩とも言います。
普通の塩は海水を蒸発させて作りますが、藻塩は海藻に海水を含ませてできた塩水から作ります。そのため薄いベージュのような色になり、海水と海藻の旨味が凝縮され、マイルドな口当たりと深い味わいが特徴。 普通の塩よりも塩分濃度が低く、ミネラルが多く含まれています。
藻塩ジェラート（400円）
中でも一押しは、ジェラートに藻塩をふりかけた藻塩ジェラート！観光客の大半が注文するのだそう。
塩味のジェラート？と思われるかもしれませんが、これがクセになる美味しさなんです。ジェラート自体に塩が混ぜ込んであり、最後の仕上げに藻塩を振りかけてくれます。
まず、口に入れた瞬間の滑らかな舌触り。濃厚なミルクの甘さが広がったかと思うと、一気に押し寄せる藻塩の塩味。ジェラートの甘みを引き立てる…というか藻塩の存在感が凄い！藻塩特有のマイルドな塩味のおかげで、とげとげしくはありません。追い塩で、このショリショリ感も楽しめます。
一口食べるたびに「甘い」「しょっぱい」のコントラストを楽しめる、まさに瀬戸内海を一口で味わえるジェラート。暑い日には特におすすめです。
絶景を見下ろしながら、甘じょっぱい藻塩アイスで涼を楽しみつつ塩分補給…
亀老山展望台からの眺め
お腹も満たされたところで、いよいよ展望台へ。展望台への入口では、大きな亀の石像がお出迎え。この先に展望台があります。
亀老山の名前の由来となった亀だよ
建築家の隈研吾氏の設計した360度を見渡せるパノラマ展望台は、自然と調和した複雑なデザインで近未来的。雄大な瀬戸内海の絶景を見下ろせますよ。
南北に2つの展望デッキがあるけど、それ以外の部分はほとんど地中に埋設された、世界にもまれな構造の展望台だよ
展望デッキBからは、世界初の三連吊橋「来島海峡大橋」が一望できます。橋の下を流れる来島海峡の潮流は、日本三大急潮の一つとして知られる迫力満点の光景。海面がうねるように動く様子は、まるで生きているかのよう。
島をつなぐ来島海峡大橋の壮大さが手に取るようにわかる絶景の眺め
展望デッキAからは、晴れた日には、遠く西日本最高峰の石鎚山まで見渡せるそうです。訪れた日は少し霞んでいましたが、それでも十分に息をのむ美しさでした。
真っ青な海に浮かぶ個性的な島々は絶景の宝庫！1日中眺めても見飽きない…
今回は午前中に訪問しましたが、夕日の時間帯もオススメのようです。夕日に染まる瀬戸内海と来島海峡大橋のコントラストは、まさに絶景中の絶景。さらに日が落ちると、来島海峡大橋のライトアップと今治市街の夜景が楽しめますよ。
亀老山展望公園 ｜ まとめ
美しい三連橋が島を結ぶ来島海峡大橋と渦潮の激しい来島海峡を眺望できる展望公園。目で見て、舌で味わう、まさに五感で楽しめる観光スポットでした。瀬戸内海の絶景を眺めながら、地元の味覚を楽しむ。これぞ、旅の醍醐味ですよね。
展望公園までの道は、比較的狭いくねくねした山道を登りますが、苦労してでも訪れる価値のある場所…展望台の構造の奇抜さが面白く、眺めも最高です。
名物の藻塩ジェラートもお忘れなく！
亀老山展望公園 ｜ 店舗情報
| 住所 | 愛媛県今治市吉海町南浦487−4 |
| TEL | 今治市役所吉海支所 住民サービス課 0897-84-2111 |
| 営業時間 | 24時間入園自由 （売店）9：00〜17：00 ※季節により変動あり |
| 定休日 | なし （売店）不定休 |
| 電子決済 | 不可 |
| 駐車場 | 普通車18台・大型6台 |
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