竹田市竹田町にある『Kana’s kitchen at RecaD(カナズキッチン アット リカド)』に行ってきました。
神奈川県出身のオーナーシェフ・松岡可奈さんが2020年8月に開いたカジュアルイタリアンのお店。旬の地元産の野菜を主役にした前菜とパスタのフルコースが人気で、ここでしか出会えない味を求めて多くのファンが県内外から訪れます。
カナズキッチン | 外観
豊後竹田駅を降りて、歴史的な建造物が残る城下町を歩くこと10分くらいで到着。
古民家を再生させたレトロな雰囲気で風情ある街並みに合った外観です。
駐車場はないので、お車で行かれる方は、近隣の有料駐車場(竹田市城下町交流プラザなど)を利用する必要がありますが、土・日・祝日は最寄りの大分銀行と豊和銀行の駐車場が無料開放されています。
予約分で満席になることが多い人気店なので、事前予約して行かれるほうが確実です。予約方法は前日までは電話かインスタのDM、当日予約は電話のみとなっています。
訪問した日は日曜日で当日の11時ぐらいに電話したけど、運よく2人分予約できたよ。
ランチは11時30分と13時30分の二部制だよ。
カナズキッチン | 店内
店内はほんのりとした温かい明かりに包まれたレトロな雰囲気。ワイングラスがたくさんあって、とってもおしゃれな雰囲気♪
縁起物として知られる竹田市の伝統工芸品「姫だるま」もあるね。
カウンター席は8つ、テーブル席は4人掛けが2卓、6人掛けが1卓あります。
11時30分オープンですが、開店するや否や、店内はすぐに満席になりました。
カナズキッチン | メニュー
基本メニューは、前菜とパスタ(前菜5種盛り+パスタ+自家製パン、1,950円)とフルコース(前菜5種盛り+パスタ+自家製パン+デザート+コーヒー、2,500円)の2種類。
平日のみパスタ単品(1,550円)があります。
パスタ、前菜の盛り合わせ、デザート、コーヒーなど基本的にメニューは週替わり。
パスタは1種類のみで、今週は「こだま農園さんの人参葉のジェノベーゼソースパスタ」です。A4のメニュー表には、料理の説明が細かく書かれています。
「フルコース」(2,500円)と「前菜とパスタ」(1,950円)を注文したよ♪
2つの違いは「デザート+コーヒー」の有無だけなので、「フルコース」の内容を紹介するね。
フルコース(2,500円)
前菜5種盛り
見るだけで幸せになれる、彩り豊かな美しい前菜がきました♪
コロッケ、マリネ、ポタージュスープ、バーニャカウダ、サラダの新鮮な野菜の味をゆっくりと噛みしめます。
メニュー表と見比べながら、一つ一つの食材の見た目、香り、味を楽しみながらいただきました。
地元竹田市で採れた新鮮な野菜たちは、ほろ苦くもあり甘くもあり、どれも優しい味わいで、旬を感じられるものばかり。
色とりどりなのもいいね。
三宅水産の丸干しいわしのコンフィを入れたコロッケ~堀さんのじゃがいもで竹田産の旬のキウイのトラパネーゼソースで
「コンフィ」や「トラパネーゼソース」など聞きなれない用語がたくさん・・
難しく考えなくても大丈夫!ちなみに、「コンフィ」はフランス料理の調理法の一種で、食材を低温の油でじっくりと煮た料理のこと。「トラパネーゼソース」はイタリアのシチリア島トラーパニで生まれたパスタソース。トマト、アーモンド、にんにく、バジルなどをベースに作られ、濃厚でコクのある味わいが特徴だよ。
こだま農園さんのカリフローレのギリシャ風マリネ 長湯温泉水でマリネしたローストポーク(奥豊後豚)と阿南農園さんの黒大根と共に
「カリフローレ」ってなに?
「カリフローレ」は、アブラナ科の野菜で、ブロッコリーの仲間だよ。
しょうがのポタージュスープ~長湯温泉水自家製ブイヨンをベースに
畑に見立てたバーニャカウダ~カブのソースで
こだま農園さんの赤いリーフレタスと春菊のサラダ
どの野菜も味が濃く風味があるけど、中でも春菊の甘さには感動!
料理名に農家さんの名前が入っていることからもお分かりかと思いますが、松岡シェフは、それぞれの産地に赴き農家さんと語り、直接買い付けた旬の伝統食材をたっぷり使って、地元の魅力を料理で伝えています。
サーブごとにお料理のご紹介をしていただけますが、その言葉から食材に対する愛情が伝わってきます。
今週のパスタ
今週のパスタは「こだま農園さんの人参葉のジェノベーゼソースパスタ」
人参葉の爽やかな香りのジェノベーゼ♪こだま農園さんの人参の甘さを実感できて幸せになる一皿。
塩麹でマリネして、しっとりと火入れした鶏肉。
オーブンでじっくりグリルした人参のロースト。
お皿のフチのオレンジ人参のソースをパスタに絡めながら食べると、甘さがアクセントになってコクを感じます。
長湯のラムネ温泉の炭酸泉で茹でたパスタ麺は、生パスタのように麺がモチモチに♪
炭酸泉は、本場イタリアの水と同じ硬水なので、パスタに適度な硬さが残り、軟水で茹でるのとは全く違う食感になるそうだよ。
パスタの表面は柔らかく、中心はモチモチとした食感♪絶妙なアルデンテ!
自家製パン(フォカッチャ)
セットの自家製フォカッチャもラムネ温泉が使われています。
ラムネ温泉を使うことでよりしっとりと焼きあがるそうです。
外側のサクッとした食感も好きだな♡
本日のデザート、本日のコーヒー
本日のデザートは2種類から選べますが、今回は「チョコレートとコーヒーのブラマンジェ&ムース~カボスのピールとバナナのキャラメリゼ」(この日はバナナではなくカボチャのキャラメリゼ)を選びました。
チョコレートソースがかかっていると思ったけど、食べてみるとバルサミコ酢!意外性が面白い♪
本日のコーヒーは、希少な「ゲイシャ」の豆を使った湧水コーヒーです。
香りが華やかなコーヒー。陶芸家・高杉イツオさんのカップで気分がさらに盛り上がるね。
グラスに入っているのが、「チョコレートとコーヒーのブラマンジェ&ムース」
レーズンのオイル漬けとカボスのピールが入った大人のデザート♪
カナズキッチン | まとめ
竹田の食材と魅力が詰まった、人と人との縁から生まれる新しいイタリアンレストラン。
この時期でしか出会えない、ここでしか味わえない料理を求めて、県内外から多くのお客さんが訪れます。
地元の野菜をふんだんに使った前菜、爽やかさを感じたパスタ、そして酸味をアクセントにしたデザート・・料理を食べるだけでなく、野菜の栽培から料理ができるまでのストーリーを丸ごといただくところに、非日常的な体験、面白さを感じました。
週替わりのメニューは、InstagramやFacebookでお知らせしているので、ぜひチェックしてみてください。
毎週違うメニューに次はなんだろうとワクワクするね♪
竹田市拝田原にある『花とカフェ RAICHIKU(ライチク)~lavifle cafe~』でも竹田産の野菜をたっぷり味わえるよ。
カナズキッチン | 店舗情報
住所 | 竹田市竹田町498 |
TEL | 0974-62-2636 |
営業時間 | 11:30~14:00 (二部制)11:30~、13:30~ 18:30~22:30 (金・土曜のみ夜営業) |
定休日 | 月・火曜 |
席数 | カウンター8席 テーブル4人×2卓、6人×1卓 |
予約 | 電話、インスタ |
電子決済 | 不可 |
駐車場 | (平日)近隣有料駐車場を利用 (土日祝)大分銀行、豊和銀行 |
Kana’s kitchen at Osteria e Bar Recad | |
@kana.s.kitchen_at_recad |
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