大分市大字吉野原にある『吉野食品有限会社・吉野鶏めし工場』に行ってきました。
「吉野鶏めし」は、甘辛く煮た具材を炊きたてのご飯に混ぜ合わせて作る、いわゆる混ぜご飯。大分市の吉野地区の郷土料理で、砂糖・醤油・酒などで鶏肉とゴボウを煮込んで、ご飯が八分炊きの時に具材と混ぜ合わせ、2度炊きされ、そこからおにぎりにして提供されます。
外観
調理場に併設している売店で購入できます。
<郷土料理「吉野鶏めし」>
江戸時代の終わりごろ、猟師が雉などの山鳥を使って作ったのが始まりだと云われています。行事があると、収穫されたごぼうやお米、それに鶏をそれぞれが持ち寄ってその場で炊いて食されていた「吉野鶏めし」。いつしか ‘おもてなし’ の家庭料理として、吉野に嫁いできたお嫁さんに受け継がれてきた郷土の味です。
メニュー
おにぎりだけでなく、吉野鶏めしの素(要冷蔵/2合用・630円/3合用・850円)も販売されています。
2日前までの完全予約商品ですが、お弁当やオードブルもできます。
同じ敷地内には、金・土・日・祝のみ営業する「吉野鶏めし食堂」があります。
吉野鶏めし(2個入り・260円)
吉野鶏めし(2個入り・260円)を購入しました。
醬油・砂糖・酒でじっくり味をつけて炊き込んだご飯に、具材は鶏肉とゴボウだけの素朴で懐かしい味・・濃すぎず薄すぎず絶妙な加減・・これが旨い!!素材と作り方に頑固なまでにこだわった伝統の味を今後に受け継いでほしい、そう思える郷土料理です。
美味しすぎてあっという間に完食♪2個じゃ足りませんね。もっと買っておけばよかったと少し後悔です。
吉野梅園
『吉野食品有限会社・吉野鶏めし工場』から車で約4分のところにある『吉野梅園』
豊後梅、青軸梅、白加賀(しろかが)梅、寒紅梅、臥龍梅などの梅が約450本があり、大分県でも有数の梅の名所となっています。中でも、臥龍梅は、今から約800年以上前に太宰府天満宮の梅を持ち帰ったものといわれ、それが梅園の始まりと伝えられています。
まとめ
県内では、駅やデパート、スーパーなどで購入することもできるので、わざわざここまで来て購入する人は少ないのではと思います。ただ、工場併設店舗ということで、今回購入したおにぎりは、握りたてなのかまだ温かさが残っていて、良い感じのふんわり具合でした。
同じ敷地内にある「吉野鶏めし食堂」では、吉野鶏めしやだんご汁がセットになった定食を食べることができます。金・土・日・祝(10:30~14:00、予約不可)のみの営業ですが、行列ができる人気ランチスポットです。
頑固なまでに守られてきた素材な味は漫画『美味しんぼ』にも掲載され、イベントやデパートでの実演販売、通販などで実績を積み、今では大分を代表する郷土料理の一つとして全国でも知られるようになりました。
店舗情報
住所 | 大分市大字吉野原278 |
TEL | 097-595-0332 |
営業時間 | 8:00~15:00 |
定休日 | 不定休 |
予約 | 可(電話) |
イートイン | 不可 |
電子決済 | PayPay |
駐車場 | あり |
Webサイト | www.torimesi.jp |
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