豊後高田市金谷町にある「菓子禅 高田屋」に行ってきました。
レトロな街並みが残る「昭和の町」商店街を歩いていると、ふっと甘い香りに足を止められることがあります。角地にどっしりと構える白い漆喰の蔵造り、黒い瓦屋根。そこが今回ご紹介する和菓子店「菓子禅 高田屋」です。
和菓子の美味しさは「あん」で決まる——そう語るのは、その道40年以上の和菓子職人のお父さんと、息子さんの二人三脚で営むご家族。嫁と姑で販売を担う、アットホームなお店です。

あまりの暑さに「高田屋」で一休み♪

「高田屋」の夏の風物詩を食べてきたよ
高田屋 | 外観
中央通りの入り口角地に建つ、立派な構えの建物。白い漆喰の壁と黒い瓦屋根が、通りを行き交う人の目を惹きつけます。
入り口上の屋根部分には「菓子禅 高田屋」と書かれた木製の看板が掲げられ、存在感たっぷり。

「昭和の町」商店街の一角という立地なので、周辺は観光客や散策客で賑わうエリアです。
高田屋 | 店内
すっきりとした店内は、白い壁と木の温もりが調和し、落ち着きを感じさせます。木製の棚には、最中やまんじゅう、どら焼きなどがずらりと並んでいます。

お店のお母さんは柔らかい人当たりで、思わず和んでしまうほどの温かさ。冷たいお茶をサービスしてくださる心遣いも、口コミで度々言及されるほどです。

家族経営ならではのふんわりとした雰囲気で、お菓子と一緒に心まで満たしてくれます。
高田屋 | 販売商品
昔ながらの手間暇かけた自家製あんを使った菓子を製造・販売していて、材料にもこだわり、なるべく地元のものを使用しているとのこと。
ピーナッツ、蕎麦、ミカン、いちご、サツマイモなど、豊後高田で採れる旬の食材を生かした地産地消の精神が、一つひとつのお菓子に息づいています。

わらびもちや水ようかん、ゼリーに加え、季節限定のフルーツ大福、話題の南蛮落花生チョコレート最中など、ショーケースを見ているだけでもう幸せ。
夏場には、イートインスペースで楽しめるかき氷やあんみつが、訪れる人を涼やかな甘い世界へと誘います。

高田屋を語る上で外せないのが、季節ごとに表情を変えるフルーツ大福の数々。看板とも言える存在です。

お店の看板商品として知られるのが「も〜な・菓」です。名前の「もな」は、大分の方言で「とっても」という意味。つまり「とっても美味しいお菓子」という、ストレートな愛称が込められています。

国東半島産のスーパーフード「香々地長命草」を生地に練り込んだ、体に優しい人形焼です。ふるさと納税サイトでも「人形長命焼」として紹介されている商品で、餡はこしあん・粒あん・抹茶・カスタードの4種類から選べます。

生地を焼く木型も凝っていて、全部で6種類。いずれも国東半島の名所や名物がモチーフで、「国宝 富貴寺大堂」「熊野磨崖仏」「ボンネットバス」「くにさき鬼」「真玉海岸のイメージキャラクター」「岬ガザミ」と、見た目からして地域の歴史と自然が詰まっています。

豊後高田特産のピーナッツを使った、新食感のチョコレート最中。

「和三宝(わさんぼう)」は、香川県や徳島県で伝統的に作られる最高級の国産砂糖「和三盆(和三盆糖)」の別名、またはそれを型に詰めて作った上品なお干菓子のことです。
高田屋 | イートインメニュー
高田屋のふわふわかき氷
夏のイートインの主役が、このかき氷。細かく削られた氷は、まるで新雪のようにふわふわ。自家製のシロップをたっぷりとかけて提供されます。

シロップは自家製。機械でガリガリ削るのとは違う、職人による繊細な削り具合が、口に入れた瞬間のとろけるような食感を生み出します。暑い夏を、高田屋のかき氷で乗り切る——そんな楽しみ方ができるのです。

あんみつ
寒天、小豆、求肥、そして柑橘系の果肉などが彩りよく盛り合わせられ、底には透明な蜜がほんのりと甘さを添えます。

和菓子屋ならではのこだわりの素材が活きる一品で、冷たい一口がじんわり染み渡ります。
高田屋 | 実食レポ
今回は店内で「高田屋のふわふわかき氷」と「あんみつ」をいただきました。

高田屋のふわふわかき氷・みかん(520円)
4種類あるかき氷の中から今回選んだのは、ちょうどのこの日に登場したばかりの「みかん味のかき氷」!
白くふわふわに削られた氷の上に、甘夏の果肉とシロップがたっぷりとかかっていて、見た目からして涼やかです。

スプーンでひとさじすくって口に運ぶと、氷は驚くほど軽く、雪のようにふわりと溶けていきます。ガリガリ感は一切なく、口の中でスッと消えていくような、繊細な削り具合に感心させられました。

豊後高田市産南津海(なつみ)みかんを使用したシロップは甘さと酸味のバランスが絶妙で、果肉のプチプチとした食感も加わり、一口食べるごとに夏の疲れが溶けていくようです。

甘夏の果肉とシロップがかかった、ふわふわかき氷♪
あんみつ(450円)
続いて味わったのは、あんみつ。白い陶器のボウルに、透明な寒天、自家製大納言小豆の甘露煮、自家製こしあん、ピンクと白の求肥餅、みかんの果肉が彩りよく並び、中央には茎付きの真っ赤なチェリーが一つ、凛と鎮座しています。

寒天はつるんとして、自家製こしあんはなめらかで上品な甘さ。求肥餅はもっちりとした歯ごたえで、みかんの果肉がさっぱりとした酸味を加えてくれます。

それぞれの素材が主張しすぎず、一つのボウルの中で見事に調和。和菓子屋のこだわりが端的に表れた一品でした。

和菓子屋ならではの素材が活きる一品で、冷たい一口がじんわり染み渡る♪
高田屋 | まとめ
「菓子禅 高田屋」は、ただの和菓子屋さんではありません。昭和の町という歴史ある街並みに溶け込みながら、40年以上の経験を持つ職人の腕と、家族の温かい人柄、そして地元の食材へのこだわりが、一つひとつのお菓子に宿る場所です。
夏場には、イートインスペースで味わえるふわふわのかき氷やあんみつが、訪れる人を涼やかな甘い世界へと誘います。

昭和の町に足を運ぶことがあれば、ぜひ昭和の町散策の途中で立ち寄ってみてね♪

お母さんの柔らかな笑顔と、職人が丹精込めて作った自家製あんに出会えるよ
高田屋 | 店舗情報
| 店名 | 菓子禅 高田屋(かしぜん たかだや) |
| 住所 | 豊後高田市金谷町633-1 |
| TEL | 0978-22-3033 |
| 営業時間 | 9:30〜18:00 |
| 定休日 | 木曜 |
| イートイン | あり(4席) |
| 予約 | 電話 |
| 電子決済 | コード決済 |
| 駐車場 | 3台 |
| @kasizentakadaya |
※本記事の価格・メニューは訪問時(2026年7月)のものです。季節商品や販売状況は時期により異なりますので、最新情報は直接店舗へお問い合わせください。


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