大分市中戸次本町にある『HARIYO』(ハリヨ)に行ってきました。
明治18年に建てられた造り酒屋「旧平岡酒場」をリノベーションし、令和元年にオープンした古民家カフェ『HARIYO』。
国産小麦の自家製パン、季節の野菜をたっぷり使ったワンプレートランチ、そして手作りスイーツが評判で、幅広い年代のお客さんが通う人気店になっています。

今回はランチに行ってきたよ

人気店なので予約をして行くのがオススメ!
HARIYO | 外観
大分市中心部から車で20分ほどのところにある「中戸次本町」、江戸時代の歴史的な町並みが残る地域にしっとり溶け込む木造の建物は、まるで時間がゆっくり流れているような、どこか懐かしい雰囲気です。

和風な建物に『HARIYO』の白い暖簾と木の看板が目印。

駐車場は店舗横に3台分、徒歩1分ほどのところに5台分が用意されています。

HARIYO | 店内
築百年以上の古民家を活かした店内は、梁や柱の質感がそのまま残され、木の温もりを感じる空間です。

こぢんまりとした店内には、テーブル席を中心に、一人でのんびり過ごせるカウンター席から、家族や友人と楽しめるソファ席までがバランスよく配置されています。
広すぎず、狭すぎない空間が “ちょうど良い距離感” を生み、時間そのものがゆっくりと流れるような心地よさがあります。

古民家にマッチするアンティーク家具で食事ができるよ

今回は2人掛けのテーブル席でいただいたけど、2階にも飲食スペースがあるみたい
HARIYO | メニュー
ランチメニュー
ランチタイムには、自家製パンと季節のスープ、メイン、副菜が盛り込まれたワンプレートスタイルの「HARIYOランチ」が提供されています。メインの料理は週替りで変わります。

クリスマスシーズンには、国産牛のローストビーフを主役にした限定プレートが登場し、いつもの古民家カフェが一気に “特別なランチタイム” に変わります。

スイーツはすべて手作りで、看板メニューはバスクチーズケーキと生チョコタルトです。
パンメニュー
『HARIYO』の魅力を語るうえで外せないのが自家製パンです。ショーケースには店内で焼き上げたパンが販売されています。

国産小麦に胚芽や外皮(臼杵産ブラン)を混ぜ、無添加にこだわったパンが並んでいます。
甘系から惣菜系まで普通のパン屋さんではあまり見かけない創作パンがずらり。どれも美味しそう♡

オリジナルパンを求めて多くのお客さんが訪れるので、すぐに売り切れてしまうことも…

種類が一番多いオープン直後が狙い目!
HARIYO | 実食
ワンプレートランチ(1,500円)
メインに「甘酢ゴマ和えチキン」を据えたワンプレートランチは、季節野菜のスープ、副菜、自家製パン(orご飯)が一皿にぎゅっと詰まった満足度の高い内容で、ドリンクもセットで付いてきます。

パンかライスを選べるけど、迷わずパンをチョイス!
▼季節野菜のスープ(菊芋とさつまいものスープ)

この日のスープは、菊芋とさつまいもを使ったポタージュ仕立てで、とろりとした口当たりの中に、菊芋のほのかな土の香りと、さつまいものやさしい甘みが重なります。

ひと口飲むごとに、冷えた体の芯がじんわり温まっていくような感覚♡
季節の野菜をいろいろな食べ方で提供してくれる週替りのランチは、地元野菜がふんだんに使われていて、ヘルシーな内容ながら見た目も味わいも彩り豊か♪

素材にこだわり、手の込んだ料理と盛り付けのセンスは抜群!野菜が多く使われているから、女性客が多いのも納得です。
▼甘酢ゴマ和えチキン

この日のメインは「甘酢ゴマ和えチキン」。低温でじっくり調理した鶏むね肉はふっくら柔らかな食感♪
角のないさっぱりとした甘酢ダレをまとわせ、香ばしいゴマの風味がふわっと広がります。

パンと合わせても不思議なほど相性の良いバランスに仕上がっているね
▼副菜

プレートの脇には、季節の野菜を使った副菜が数種類盛り付けられ、ひと皿の中に “少しずつ、いろいろ”という欲張りな願いが詰め込まれています。
里芋のホットサラダ、ブロッコリーのペペロンチーノ、グリーンサラダ、臼杵産パプリカのピクルス、ハーブソルトのキャロットラペ、紫キャベツの蜂蜜マリネ…調理法を変えることで野菜の魅力を引き出していて、味のグラデーションが最後まで飽きさせない構成になっています。

野菜はすべて地元産、ソースやドレッシングも手作りというこだわりよう♪
▼くるみブラン
国産小麦と臼杵産の小麦ふすま(ブラン)を使用した自家製クルミパン

外は軽くパリッと、中はふわふわ♪くるみのカリッとした食感もいいアクセント!

そのままかじっても美味しくて、ワンプレートの主役級の存在と言ってもいいパン♪
※小麦ふすま(ブラン)…小麦の外皮の部分を指し、食物繊維が非常に豊富で健康食品としても注目されています。
▼ゆずネード(hot)

ドリンクには、ホットのゆずネードをチョイスしました。
シロップ漬けした柚子が入っていて、じんわりと広がる柚子の香りとやさしい酸味が、食後の一息を心地よく演出してくれます。

素材の自然な甘みや風味を活かした優しい味わいを楽しめるよ
クリスマス限定・ワンプレートランチ(1,900円)
クリスマス限定のワンプレートランチは、いつもの『HARIYO』らしい素朴さの中に、ちょっと背伸びした “お祝い感” が加わった一皿です。

普段使いのランチとはひと味違った特別感があるね

プレートの中央にはローストビーフ、その周りを彩り豊かな副菜や自家製パンが囲み、テーブルの上に小さなクリスマスが現れたような華やかさがあります。
▼国産牛のローストビーフ

国産牛のローストビーフは、断面がほんのりピンク色のレア寄りに仕上げられ、しっとり柔らかな食感が魅力です。
噛むほどに肉の旨みがじわりとあふれ、ソースのコクと合わさって、派手さはないものの、じっくり味わいたくなる “大人のごちそう” といった趣があります。

ローストビーフは、肉の旨みがぎゅっと詰まった贅沢な一品!
▼コーヒー(hot)

セットのドリンクは、ホットコーヒーを頼みました。豆は別府市のコーヒー豆専門店『Othello Specialty Coffee Roaster』焙煎の「HARIYOブレンド」です。
提供直前に豆を挽いて、丁寧にドリップしてもらえるので、最高の状態が味わえます。
バスクチーズケーキ(ランチセット価格:370円)
『HARIYO』の人気No1スイーツ、バスクチーズケーキは、表面をこんがりと焼き上げ、ほろ苦さとチーズの濃厚さを同時に楽しめる一品です。
小麦粉を一切使わず、クリームチーズや卵など4種類の材料を使用。とろみにこだわり、焼き上げてから一晩寝かせて余熱で火を入れていきます。

中は半熟トロトロでクリーミーで、口に含むとチーズのコクがゆっくりと広がり、コーヒーとの相性も抜群な “カフェの主役級スイーツ” でした。

雑誌リンネルの「お取り寄せ特集」に掲載された「バスクチーズケーキ」は絶品♡

予約してワンホールで購入するお客さんもいる人気商品だよ!
生チョコタルト(ランチセット価格:350円)
生チョコタルトは、サクッと香ばしいタルト生地の上に、なめらかな生チョコがたっぷりと乗った贅沢な一皿です。

口どけの良さとカカオの深い香りが印象的で、甘さはほどよく抑えられているため、最後まで重たさを感じることなく楽しめます。

岩塩をつけながら食べると、チョコレートの甘さが強調され引き締まった味わいに変化します。
HARIYO | テイクアウト
3種類のパンをテイクアウトしました。

季節野菜のチーズパン(313円)
季節野菜のチーズパンは、たまねぎ、きぬさや、ベーコンがゴロッと入った惣菜パンで、見た目からして “食べるサラダパン” といった存在感です。

香ばしいチーズが全体をまとめてくれて、ランチはもちろんワインと合わせても楽しめそうな一品でした。

りんごパン(248円)
りんごパンは、りんごの形をした可愛らしいフォルムで、中にはりんごのコンポートが入ったデザート感覚のパンです。

子どものおやつとしても喜ばれそうな、ほっとする味わいが魅力でした。

枝豆チーズ(172円)
枝豆チーズは、枝豆のプチッとした食感と、チーズの塩気があとを引く惣菜パンで、軽いおつまみ感覚で楽しめます。

ふんわりとした生地の中から、枝豆とチーズが顔を出すたびに、ついもう一口と手が伸びてしまう “危険なおいしさ” のパンです。
Instagramにも投稿しています
Instagramでは動画投稿もしています。当日の様子はぜひ動画でもご覧ください。
HARIYO | まとめ

『HARIYO』は、古民家の落ち着いた空気の中で、自家製パンと季節の料理、手作りスイーツをゆっくり味わえる、日常と非日常のあいだのようなカフェです。
ワンプレートランチでしっかりごはんを楽しむもよし、スイーツとコーヒーで午後のひと休みをするもよし、テイクアウトのパンを抱えて家で余韻を楽しむもよしと、さまざまな使い方ができるのも魅力になっています。
気になっていた店名の『HARIYO』は、ネパール語で「緑」の意味。以前旅行に行ったネパールの自然豊かな緑に感動したことから名付けられたそうです。

デザートまで頂いて、ゆったりとした贅沢ランチを満喫♪

初めて来たのに初めての気がしないほど、ゆったりと過ごせる空間…スタッフの飾らない自然な接客も人気の秘密かもしれないね
HARIYO | 店舗情報
| 店名 | HARIYO(ハリヨ) |
| 住所 | 大分市中戸次本町4450 |
| TEL | 090-3417-4450 |
| 営業時間 | 11:00〜17:00(ランチLO 14:00) ※パンがなくなり次第終了 |
| 定休日 | 火曜・第1・3・5月曜 |
| 席数 | カウンター:2席 テーブル席:2人×4卓、6人×1卓 ※2階席あり |
| 予約 | 電話(9時〜16時) or DM(当日は不可) |
| 駐車場 | 店舗左側:3台 近隣の共有駐車場:5台 |
| @hariyo1025 |
※メニュー内容や価格、営業時間は季節や状況により変更される場合があります。最新情報は公式SNSでご確認ください。







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