春香苑 ｜ 別府冷麺のルーツ！ツルッとした喉越しの焼肉系冷麺

別府市南立石にある『春香苑』に行ってきました。

創業から50年を超える別府の老舗焼肉レストラン。焼肉はもちろん、定食や丼もの・麺類などのメニューも充実。地元の別府はもとより県外からも多くのお客さんが訪れる焼肉店です。

春香苑 ｜ 外観

場所は、国道10号線から富士見通りを登って行って、ビーコンプラザを過ぎた1ｋｍほど先にあります。交通量が多めな4車線の大通り沿い、登りの方からは入りにくいのでご注意ください。駐車場は広くて停めやすいと思います。

春香苑 ｜ 店内

店内は1階席と2階席があり、広々としています。座席数は九州の焼肉店の中でも最大級の280席！この日は日曜日のランチタイムの混み合う時間帯に伺いましたが、それほど待ち時間もなく入店できました。

テーブル席や座敷、掘りごたつ、半個室と多彩なタイプの席があります。お昼から夜まで通し営業を行っているので、予約なしで気軽に立ち寄ることができます。

春香苑 ｜ メニュー

タッチパネルでオーダーするスタイルです。

定食

定食メニューは全10種類。焼肉以外にも別府名物の冷麺や温麺と焼肉がセットになった定食や大分の郷土料理のとり天定食など、ボリューム満点のメニューが揃っています。

平日限定ランチ

平日限定のランチメニューもあります。全5種類。どれでも650円と大変お得ですが、この日は日曜日だったため、残念ながら注文できませんでした。

焼肉

冷麺・温麺、麺類、一品おつまみ

ご飯もの、スープ・シチュー

ドリンク

冷麺・並盛（800円）

別府冷麵のルーツと言われているのが『春香苑』の前身である昭和25年創業の『アリラン』です。戦後大連から別府に来た料理人が韓国冷麺を持ち帰ったのが始まりと言われています。当初は肉系のスープでしたが、日本人の舌に合うように和風だしに変更したところ、これが大当たり！別府冷麺の人気に一気に火が付きました。

手打ちの自家製麺の上には、自家製のキュウリキムチ・大根キムチ・白菜キムチ、チャーシュー、錦糸卵、ゆで卵、スイカがのっています。フルーツがトッピングされているのが『春香苑』の特徴。 ”季節のフルーツなくして春香苑の冷麺のあらず” が先代からのこだわりです。この時期はスイカですが、季節によって、梨やリンゴに変わります。

注文を受けてから麺を手ごねするのは創業当初から変わっていません。そば粉を使った打ち立ての自家製中細麺はプリッと弾ける食感。透明感があってツルッとした喉越しが印象的です。「そば：1、小麦：8、でんぷん：10」で、でんぷんが入っていることから、この透明感は生まれています。

カツオが香る和風スープとも相性抜群！

キムチもすべて自家製で、冷麺用のキムチは、通常のキムチと熟成具合が異なり、酸味を強く感じます。白菜キムチの酸味と辛味が麺の風味を引き立てます♪

チャーシューは豚バラ肉を使っています。

ミックス定食（1,500円）

定食ニューの中から「ミックス定食」を注文。ご飯・キムチ・サラダ・味噌汁付きです。

「ミックス定食」は、ロースとホルモンのミックスになります。ロースは程よいサシの甘みと肉の旨み。ご飯が進むのはタレの美味しさもあります。ホルモンは口の中でとろけるようなホロホロ感が最高でした。どちらも肉質の良さと比べれば安いと思います。

春香苑 ｜ 配膳ロボット

ネコ型配膳ロボット「BellaBot」が店内を忙しく動き回っています。「今から行ってくるニャー！」の声が可愛いです♡

春香苑 ｜ まとめ

冷麺は創業当初から変わらない作り方で、世代を超えて地元の方に愛される人気メニュー。多いときで一日300杯を売り上げる名物冷麺で、焼肉を食べずに冷麺だけを食べるお客さんがいるほどです。季節のフルーツがトッピングされているのが他とは違うところ。果物に関しては賛否両ありますが、冷麺の器から取り出してデザート感覚で食べても、スープにつけて食べてもいいですね。

席数280席、テーブルやお座敷、掘りごたつなど席のタイプも充実しているので、お子様連れからお年寄りまで、ゆったりとくつろげる焼肉店です。

店舗情報

住所	別府市南立石一区4
TEL	0977-24-3377
営業時間	11：00～22：00（LO21：30）
定休日	不定休
席数	280席（1F・2F） 最大宴会収容人数72名
予約	WEB予約
電子決済	カード、電子マネー、QRコード 別府エール券等
駐車場	30台
Webページ	yakiniku-syunkouen.com
Instagram	@syunko_en
Twitter	@syunkoenbeppu