中華そば さこや ｜ 白と黒の芸術的な醤油ラーメン！

大分市中央町にある『中華そば さこや』に行ってきました。

2023年1月、大分の街中にオープンした中華そば専門店。ここ最近、大分でも中華そば専門店が増えてきていますが、オープンするやいなや連日行列のできる人気店となっています。

ラーメン好きが高じて会津若松市で修行していたという店主の森迫さんは、福島県の老舗「うえんで」での修行後、独自の一杯を完成させ、ここ地元の大分で開業しました。

さこや ｜ 外観

大分駅から徒歩10分ほど。ガレリア竹町商店街の一本裏（北側）に入った通り、布屋ビル別館の1階にあります。

ガレリア竹町商店街からは、こちらの通路をくぐり抜けるとお店へ行けますよ。

さこや ｜ 店内

店内はカウンター8席のみ。シンプルながら洗練された上品な雰囲気が漂います。

目の前がキッチンなので作業工程がよく見えて、ライブキッチンのような感覚で待っている間も飽きませんでした。

さこや ｜ メニュー

メインとなる中華そばは、「白醤油」（800円）と「黒醤油」（850円）の2種類のみ。

夜は2種類の中華そばに加え、「濃厚味噌」（950円）も注文可能。

味玉（100円）や肉増し（300円）のトッピング、小ライス（100円）、そぼろごはん（200円）、ミニチャーシュー丼（300円）をセットにすることもできます。

白醤油（800円）

運ばれてきた瞬間、その透き通ったスープの美しさに思わずため息が漏れます。

おおいた冠地鶏と北海道産帆立をベースにしたスープは綺麗な琥珀色。

甘みのあるすっきりとした上品な味わいで、帆立の風味もしっかり感じられます。旨味がギュッと凝縮！優しい味わいでホッとする美味しさ。

しっとりしなやかな中細ストレート麺はヤマナミ製麺所で仕上げられた特注麺。

なめらかでつるりとした食感なので、スルスルと食べやすいですよ。

下茹でで余分な脂を落としたチャーシューは、柔らかくてジューシー。噛むごとにお肉の旨味が感じられます。

このチャーシューよりも驚いたのが、大きなメンマ！

福岡県糸島にある有名店から仕入れた厚みのあるメンマは、4日間水につけて戻し、味を染み込ませるのに1日かけています。

ボリボリといい歯応えで味が染みています。

「白醤油」の味変調味料は、「花山椒（ホアジャオ）」がオススメ。豊かな香りとほのかな辛味で一気に風味が変わり別のラーメンを食べているような感覚になります。

そぼろごはん（生姜）＋ミニチャーシュー丼

「そぼろごはん」と「ミニチャーシュー丼」を1杯ずつ注文したところ、店主の粋な計らいで、それぞれハーフ丼にしてくれました。

「そぼろごはん」（250円。ランチ時はセット注文で200円）は、生姜が効いていてあっさりと食べられます。

「ミニチャーシュー丼」（350円。ランチ時はセット注文で300円）は、ミニサイズのご飯に細かくカットしたチャーシュー、刻みネギをのせてタレをかけたもの。チャーシューの香ばしい風味でいいですね。

黒醤油（850円）

「黒醤油」は、地鶏・豚・乾物の3種をベースにして、九州・関東など数種類の醤油をブレンドしています。

トッピングはチャーシューとメンマ、ネギ。ネギは青ネギと白髪ネギ、刻んだネギの3種類が乗っています。

これだけ見た目が真っ黒なので、お醤油がガツンとくるかと思いきや、地鶏・豚・煮干しや昆布などの乾物といろんな出汁が入っており、一口飲むとお出汁の風味とともにコク深い醤油の旨味が広がります。1つ1つの素材が活きてるのを感じます。

噛むごとに小麦の香りが感じられる中細のストレート麺は喉越しがよく、醤油スープとの相性も抜群です。

「黒醤油」の味変調味料には、ブラックペッパーがおすすめ。

さこや ｜ まとめ

「黒醤油」と「白醤油」、それぞれ違った素材でお出汁をとっているので、食べ比べてみたくなります。

17時からの夜限定「濃厚味噌」も気になります。濃厚な信州味噌の味わいにもっちり縮れ麺。刻んだ国産生姜がおいしさのポイントだそうですよ。先ほどの中華そばとは違ったテイストで、こちらも気になりますね。

物腰が柔らかい紳士的な店主が作る至極の一杯を、ぜひ味わってみてください。

さこや ｜ 店舗情報

住所	大分市中央町3-6-29 布屋ビル別館 1F
TEL	なし
営業時間	11：00～14：00 17：00～（土・祝除く） ※売り切れ次第終了
定休日	日曜
席数	8席
電子決済	不可
駐車場	なし
Instagram	@sakoya_358